プロダンサーを目指す2
こんにちはたまきです
自分と向き合い中シリーズ
今回はプロダンサーになりたての18~19歳頃の振り返りです
家、稽古場、バイトとトライアングル生活を始めて間もなく初めての仕事が舞い込んだ
NHKの歌特番だった
曲は、葛城ユキさんのHERO
懐かしい
その後ポツリポツリと歌番組やイベントの仕事を貰えるようになっていった
そこで降りかかったのが
「痩せなさい!」
の司令
決して太ってなんかいなかった(と思う?!)
10代特有のパッツンパッツンといった健康的な体型だと思う
でも、当時のダンサーは痩せ型が良しとされていた
そして、個性よりもバックダンサーは統一感が重視される
みんな同じような背格好の者が招集される
さらに衣裳問題
衣装を身体に合わせるのではなく、身体を衣装に合わせる
今の時代なら、何をそんな馬鹿げた事と思うけど、当時はそれがまかり通っていたのだ
ダンサーとして私の強みでもあった高い身長は貸衣装が入らないという事態もよんだ
コンプレックス、再び
貸衣装は新しいものであることは少なく、何年も使われているもの、当時の日本人女性の平均身長は158センチ
冷静に考えれば 170cmの私
痩せたところで、着丈が合わないよね
でも、もともと自分の体型に自信がなかった私はそこで病んでしまったのだ
摂食障害を起こしてしまった
これについて以前アメブロに綴ったことがあるので読んでみてください、前編と後編に別れてます
http://痩せなきゃ駄目なんだ!摂食障害に陥った理由 https://ameblo.jp/tamakiseiko/entry-12343783505.html
http://摂食障害から抜け出すきっかけ https://ameblo.jp/tamakiseiko/entry-12344312994.html
この事態から救い出してくれたのは
ショーパブの仕事だった
バックダンサーはと違い、ショーパブのダンサーは皆個性豊かだった、
大柄な人も小柄な人も入り混じって、そしてメインの歌手はいない、自分たちが主役だった
小さなステージ、マイナーな仕事だし、夜の世界
当時の師匠は反対した
でもアルバイト生活から早く脱したかったし
毎日思いっきり踊れるステージが何より楽しかった
この頃に、本当に多くのことを学んだ
毎日本番のステージ、ただダンスを踊るだけではなく、いろいろな小道具を使ったり、衣装の早変わりだったり、ステージ上の衣裳引き抜きやセットの転換までやったりもした
1回こっきり本番の歌番組と違って、毎日繰り返されるステージではハプニングも起こる
そんな時も冷静に対処できるだけの舞台度胸も身に付いたと思う
この頃出会った先輩方は本当に惜しみなく様々なことを私に教えてくれた
若さゆえ、無礼なこともたくさんあったと思うのだけど、みなさん優しかった
本当にありがとうございました